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2016年1月25日(月)

部活動手当4000円、対外引率手当5200円に改善

 東京都教育委員会は、1月8日(金)東京教組並びに教育関係各組合に対し、教員特殊勤務手当のうち、「部活動指導手当」と「対外運動競技等引率手当」について、金額の引上げと、支給対象の拡大を提案しました。部活動指導の在り方については、未だ多くの課題が残っていますが、手当の引き上げは東京教組をはじめとした組合の働きかけの成果です。

 東京教組は、昨年12月14日に世田谷区立松沢中学校で実施された都教委の「現場調査」に参加し、部活動指導に関わる現場の苦労を聞くとともに、制度の改善を求めました。

 現場では学期末を迎え、授業ばかりでなく生徒指導も忙しい中、校庭や体育館、格技室・音楽室など様々な場所で部活動が行われていました。現場調査に同行した林書記長は、平日の部活動指導は勤務の振替の対象となってはいるが、振替が全く取れない実態があること、昨年発表されたOECDの国際教員指導環境調査(TALIS)でも、日本の教員が飛びぬけて「超過勤務」しており、「超過勤務」の多くが「部活動指導」にとられている実態が国際的にも明らかとなっていることを挙げ、現場の苦労に報いるべきだと東京教組の見解を述べました。

 都教委は、見直し案の提案の中で、「昨年11月に示した『見直しの基本的考え方』お及び『見直しのポイント』に基づき、労使による現場調査の結果も踏まえ、特殊勤務手当の適正化を図る」と述べました。見直しの内容は、次の通りです。

 部活動指導手当は現行3,200円が800円引き上げられて4,000円に、
 対外運動競技等引率手当は現行4,200円が1,000円引き上げられて5,200円
 となるというものです。

 また、部活動指導手当の支給範囲が拡大され「土曜日又は日曜日に半日勤務を割り振られた日において、正規の勤務時間以外に4時間以上当該業務(部活動指導)に従事した場合を支給対象とする」ことになりました。これにより、これまで都費の手当の支給がなかった「土曜日授業等で午前中に勤務した後引き続いて部活動指導をした場合」でも、部活動指導手当が支給されることになりました。支給対象の拡大は、部活動指導を担当している数多くの中学校の教員にとってとても大きなことだと考えられます。

 特殊勤務手当の見直しのもう一つの対象である「小笠原業務手当」については、1月18日に都教委から「2016年3月31日~2019年3月31日まで、3年間延長する。実紙時貴については2016年4月1日からとして、都議会に改正条例案を上程したい。」との提案がありました。

 東京教組は、今後も組合員の処遇改善に向けたとりくみを強化していきます。

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