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2018年2月15日(木)

青年教職員は今 2017年度版  -青年部アンケート結果-

青年教職員は今 -アンケート結果から見る若い教職員の思い2017年度版-

青年教職員は今2017年版

青年部が毎年実施している「東京都で働く若い教職員の方々へ」と題するアンケートに、今年は277名(昨年度243名)の皆さんが回答を寄せてくださいました。 今年も不安や悩みや、長時間勤務、パワーハラスメントに苦しみながらも、働きがいを持って頑張る青年教職員の姿までが浮き彫りになりました。回答してくださった277名の内訳は、小学校180名(65%)中学校91名(33%)幼稚園6名(2%)でした。新採用が一番多く119名(うち期限付任用16名)に続き、2年目102名、3年目24名、4年目以降26名、産育休補助教員6名、その内、学級担任が184名(66%)でした。

  働きがいを感じ、退職まで続けようと考えている青年教職員

最初の質問、「働きがいを持って働いていますか?」に対し、「そう思う」が87%(85%)、「どちらでもない」が、11%(11%)、「思わない」が2%(4%)でした。また、「退職するまで続けようと思いますか?」という質問には、「そう思う」が53%(63%)、「どちらでもない」が35%(31%)、「思わない」が12%(6%)という結果でした。( )内は昨年度の数値

ほとんどの方が、働きがいがあると答えていらっしゃいますが、退職するまで続けようと思っている方が大きく減っているのが、気になります。過酷な勤務実態からの、健康への不安、将来への不安などによるものと思われます。このような声が寄せられています。
・勤務時間が異常。部活動(バスケットボール)をしていると、月に1日も休日がないことがある。日々の生活に生きがい・楽しみ     を見つけられず、早く退職したいと常々考えている。疲れた。こんな働き方は絶対におかしい。人間らしい生活をおくりたい。
・教員の人との結婚を考えているが、家族と過ごす時間がとれる気がしない。結婚することで、互いに苦しくなることしか想像で きない。
・忙しい。睡眠時間も十分に取れず、定年までやり続けることは無理だと強く感じます。

  青年教職員の長時間勤務の実態は、昨年よりさらに深刻になっています。

 今回のアンケート結果では平均在勤時間12時間26分(昨年より9分、一昨年度より26分増)。実際にはとれていない休憩時間を差し引いても、毎日の超過勤務が4時間近くにもなってしまいます。長時間勤務は悪化しています。
毎日11時間以上勤務の人が91%(91%、一昨年度87%)。労働安全衛生法に基づき医師による面接指導が必要な月80時間以上の超過勤務の人が80%(75%、一昨年度71%)医師による面接指導が義務付けられている月100時間以上の人は52%(50%、一昨年度42%)1日で2日分近い勤務時間となる15時間以上の人が3%(7%)です。

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