都退教協

東京都退職教職員協議会(都退教協)に加入し、
共に平和・人権・生活を守るために連帯しましょう

 退職された東京教組の教職員の皆さん、長い間の厳しいお勤め本当にお疲れさまでした。
東京の学校現場は、この十数年来すさまじく変わり、命令と強制をむき出しにし、人権と民主主義を否定する管理・支配の体制がまかり通っています。さらに、いま、安倍政権は、復古的ナショナリズムに基づき、教科書制度の「改革」、「道徳の教科化」教育委員会制度の改悪等々により、教師に対する管理強化と教育の国家統制を進め、「戦争のできる国づくり」の道を突き進んでいます。本当に危機的な時代を迎えています。このような中で、みなさんは、人間としての良心に基づき、民主的教育を守ることをめざし、東京教組の組合員として、仲間と連帯してこの流れに抗し続けてきました。
先ず、このことに対して、みなさんに心からの敬意を表したいと思います。

 さて、これからは、みなさんにも退職者・高齢者としての生活が始まります。言うまでもなく、退職者・高齢者にとって一番の切実な願いは、年金、医療、介護等の社会保障制度が充実し、安心して退職後の毎日が過ごせるようになることです。しかし、現在、退職後の生活の糧である社会保障においても、「制度の持続性確保」や財政危機の名目の下に後退が始まっています。これに対し、私たちは、生活を守るために、退職後も、団結し闘うしかありません。安心と信頼をもたらす社会保障制度の確立は、一人ひとりが結集し、力を合わせて運動することなしに成し遂げられることはないからです。
私たち東京都退職教職員協議会(都退教協)は、1975年に結成された、退職者自身の生活改善・向上等を目的とする、東京都の小学校・中学校の退職教職員の団体です。日教組・東京教組の退職者の集まりです。他の道府県の仲間(日本退職教職員協議会)や、高校・交通・水道・都庁など他の職場勤務だった人たち(東京都退職者協議会)、あるいは民間企業にいた人たち(東京高退連合)とも、互いに共通の目標を持って運動しています。また、私たちは、「都退教協だより」を年に6回発行・直送し、会員の皆さんに、情報、会の活動状況、行事の案内・参加呼びかけ、投稿などをお知らせしています。総会は毎年7月で、春・秋には交流会があります。年会費は2000円です。
日本社会の高齢化が急速に進む中、退職者・高齢者の生活を守る運動に課せられた課題は、ますます大きなものとなりつつあります。私たちは、これからも「安心と信頼の社会保障の確立」と共に、平和・人権・環境などを脅かす動きに抗しながら、共に手を携えていきます。
退職されたみなさんの、都退教協への入会を心からお待ちしています。