青年部が毎年実施している「東京都で働く若い教職員の方々へ」と題するアンケートに、今年は211名(昨年度243名)の皆さんが回答を寄せてくださいました。
今年も不安や悩み、長時間勤務、パワーハラスメントに苦しみながらも、働きがいを持って頑張る青年教職員の姿が浮き彫りになりました。
回答してくださった211名の内訳は、小学校147名(69%)中学校62名(29%)幼稚園2名(2%)でした。
新採用が一番多く128名(うち期限付任用4名)に続き、2年目51名、3年目12名、4年目以降16名、産育休補助教員4名、その内、学級担任が155名(64%)でした。
働きがいを感じ、退職まで続けようと考えている青年教職員
最初の質問、「働きがいを持って働いていますか?」に対し、「そう思う」が70%(71%)、「どちらでもない」が、23%(22%)、「思わない」が7%(7%)でした。
また、「退職するまで続けようと思いますか?」という質問には、「そう思う」が30%(29%)、「どちらでもない」が40%(47%)、「思わない」が30%(27%)という結果でした。
( )内は昨年度の数値
青年教職員の長時間勤務の実態は、非常に深刻な状態です。
出勤の平均は、7時31分 退勤の平均は、19時18分
今回のアンケート結果では平均在校時間は11時間47分(昨年より14分減、一昨年度より12分増)となりました。
毎日11時間以上勤務の人が88%(87%、一昨年度83%)。労働安全衛生法に基づき医師による面接指導が必要な月80時間以上の超過勤務の人が67%(67%、一昨年度59%)医師による面接指導が義務付けられている月100時間以上の人は36%(36%、一昨年度31%)1日で2日分近い勤務時間となる15時間以上の人が2%(2%)です。