2月21日(日)、2万8千人の市民が国会を包囲しました。辺野古新基地の断念を求める集会で、沖縄が法廷闘争に突入して以来初の国会前集会となりました。
辺野古新基地建設反対の国会包囲行動は4回目ですが、回を重ねるごとに人が増えています。人々の関心や怒りは薄れるどころかますます強くなっているのです。今回は全国同時アクションとして、高知、札幌、仙台、富山、名古屋、京都、大阪、岡山でも新基地建設反対の集会が開かれました。辺野古現地では、ボーリング調査の強行が進み、基地建設が前進しつつあります。キャンプシュワブのゲート前では、工事車両の進入を阻止する闘争も続いています。先日はゲート前の座り込みが600日となり、大規模な抗議集会が行われましたが、そこでも機動隊による強制排除がおこなわれました。身体を張って闘う現地に対し、集会では辺野古に行こう、と呼びかけます。現地に行けなくとも、本土で、国会周辺で、私たちが感心を失わず行動を続けることが大切です。 集会では、稲嶺名護市長が「国民の声を政治に反映させるのが国会議員だ」と訴え、ヘリ基地反対協の安次富さん、ルポライター鎌田慧さん、シールズ琉球の若者の発言が続きました。 集会の最後には、全員で手をつなぎ、国会を包囲しながら、「基地を作るな」「埋め立てやめろ!」「機動隊は暴力辞めろ!」などのコールを勢いよく飛ばし、国会に向け熱い思いをぶつけました。