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2024年2月16日(金)

あけましておめでとうございます

組合員の皆様のお力で東京教組も新たな年を迎えることができました。ありがとうございます。

一昨年2月に始まったロシアとウクライナの戦争はいまだに終わる兆しが見られないにもかかわらず、今度は、イスラエルがパレスチナ・ガザを侵略しました。イスラエルは難民キャンプや病院、学校までも攻撃の標的としています。犠牲者のその多くは子どもたちです。戦火のもと、子どもたちがどのような思いで過ごしているか想像すると胸が締め付けられます。どちらの戦争も一日も早い停戦を求めます。世界経済は戦争の影響もあって大きな混乱が続いています。円安は相変わらずで、物価高騰が続いています。そもそも、日本では新自由主義的な考えが推し進められ、経済格差が広がってきましたが、その格差は増大し、庶民の生活は苦しくなるばかりです。

このような状況にも関わらず、岸田内閣は抜本的な対策をとっていません。ようやく減税を言い始めましたが、選挙目当てのその場しのぎに過ぎないことは明白です。また、軍備増強のための増税はいまだに目論まれており、絶対に許すわけにはいきません。さらには、自民党の派閥による政治資金パーティに関わる問題は自民党が相も変わらず金権体質であることが露呈されました。こうした政治を変え、私たちの意見が反映される政治にしていきたい、だれでも、安心して生きていける、平和で温かい社会をつくっていきたいという思いを実現させるために一歩一歩前へ進んでいきたいと思います。

新型コロナウイルスは5類へと移行され、それに伴って、学校生活はコロナ流行前に戻りつつあります。その結果、中止したはずの学校行事、地域行事が復活して、教員の忙しさに拍車がかかっていています。昨年4月には文科省の勤務実態調査の速報値が明らかにされましたが、教員の働き方は改善されたとはいえません。私たちの周りでも、やむをえず、病気休暇や休職を取らざるを得ない人は後を絶ちません。さらに、4月当初から正規教員が足りないという深刻な事態になっています。こうした状況を変え、誰もが働きやすい職場をめざすため、私たち教職員組合の果たす役割には大きなものがあります。

今年も組合員の皆様とともに、執行部・書記一同全力で頑張る決意を申し上げ、皆様とご家族のご健勝を心より祈念し、新年のご挨拶と致します。本年もよろしくお願いいたします。

        東京都公立学校教職員組合 執行委員長  小田 正道

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