来年度から使用する中学校教科書の採択が、この夏、全国各地の教育委員会で行われます。「教師の力量を高めよ」と求められる一方で、授業で使う教科書を吟味する力は、現場の教員から日に日に奪われているのではないでしょうか。現在、教員各人に自分たちが使う教科書について、教員の職業として選択する権利はありません。
それでも私たちは、教科書を吟味する力を失うべきではありません。採択を前に、各地区での教科書展示会がいよいよ始まります。教科書を読み解く学習会がいくつか行われますので、ご紹介します。
世田谷の教育を考える会・学習会
「より良い教科書を子どもたちの手に! 採択に向けて教科書を読み比べよう」
6月4日(火)18時30分(開場18時10分)
世田谷区立宮坂区民センター 2階大会議室
※東急世田谷線宮の坂駅隣
講師/片桐育美さん(東京都教員・子どもと教科書全国ネット21常任運営委員)
資料代/300円
主催/世田谷の教育を考える会
連絡先/世田谷区世田谷1‐41‐12 世田谷区教職員組合内
03‐3427‐8811
東京教組学習会
「2025年度から使用の中学校教科書を読み解く」
6月15日(土)15時~17時
神保町 東京教組会議室
千代田区一ツ橋2-6-2 日本教育会館2階
※地図は下のチラシpdfファイルから
講師/片桐育美さん(東京都教員・子どもと教科書全国ネット21常任運営委員)
参加費/無料