安倍政権は急ピッチで教育制度の改悪を進めようとしています。教科用図書検定調査審議会は、２０１３年１２月、文部科学省が示した「教科書改革実行プラン」に基づく検定基準の改定案を了承し、教科書検定を改悪する攻撃が目前に迫っています。基準の改定案は、社会科について政府見解や確定判例がある事項はそれに基づく記述等を強いるもので、日中戦争の南京大虐殺などが念頭にあるものとみられています。今年は小学校教科書の採択もあり、教育への政治権力の介入がますます激しさを増すのではないかと予想されます。教育委員長が交代した大田区も教育委員会の動きを注意深く見守る必要があります。

大田の教育を考える会では、これまでに１３回にわたって学習会を開き、教科書の内容や、これまでの大田区の平和教育の取り組みを学習してきました。今回第１４回目の学習会は、昨年に引き続き戦災を受けた蒲田・羽田地区のフィールドワークを行います。

日　　時　　２０１４年４月20日（日）　午後１：３０～４：３０
集合場所　　大田区役所ロビー (ＪＲ蒲田駅下車東口より徒歩２分)
予定コース　大田区役所ロビー（羽田三町模型）→新潟鐵工工場跡地→松竹蒲田撮影所跡 羽田穴守稲荷、空港の大鳥居